前回の記事から一年以上間が空いてしまいましたが久しぶりの投稿です.今年も電子情報通信学会・日本データベース学会・情報処理学会主催データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM 2018)で7名の学生が研究成果の発表を行いました.その中から,村上聡二郎君が学生プレゼンテーション賞をいただきました.
論文タイトルは「特定の条件を満たすTwitterユーザのグラフパターンを用いた効率的収集手法」というもので,特定の条件(例えば「豪ドルのFX取引の情報をツイートしているユーザ」や「京大社会情報学専攻の学生」)を満たすユーザ同士は特定のグラフパターンでつながっていることが多く,しかし,そのグラフパターンはその条件ごとに異なるという仮定のもと,最初に何個かその条件を満たすユーザの例を与えると,条件を満たすユーザ間に現れることが多いグラフパターンを推定し,条件を満たす既知のユーザからそのグラフパターンをたどることで条件を満たす新たなユーザを効率よく発見する手法に関するものです.