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First In-Person Conference Presentation in Three Years: Zhang Yixin Presented at CEA++

2022年10月10日
First In-Person Conference Presentation in Three Years: Zhang Yixin Presented at CEA++

Yixin Zhang presented her research at the International Workshop on Multimedia for Cooking, Eating, and Related Applications 2022 (CEA++2022). This workshop was held as part of ACM Multimedia Conference, one of the most prestigious international conferences in multimedia technology. Due to the COVID-19 pandemic, our lab had been unable to participate in in-person conferences for the past three years, making this our first in-person conference presentation in the three years….
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張訳心さんがマルチメディア技術と食情報に関するワークショップ MADiMa で研究成果を発表

2019年10月21日
張訳心さんがマルチメディア技術と食情報に関するワークショップ MADiMa で研究成果を発表

張訳心さんがマルチメディア技術と食情報に関するワークショップ International Workshop on Multimedia Assisted Dietary Management で研究成果を発表しました.食情報に特化した小規模のワークショップで,研究内容がごく近い人たちで議論ができるというのが利点です.また,口頭発表とポスター発表の両方をする機会がありました. 張さんの論文は,レシピに登場する動詞の類似度を測定する手法に関するものです.様々な国のレシピには多様な動詞が使われ,初心者には馴染みのない動詞も登場します.その際,その動詞が他のどんな動詞と意味が近いかがわかれば,理解の助けになります.このような語と語の類似度を計る手法は盛んに研究されており,各語がどんな文脈に出現するかの情報に基づいてベクトルに変換し,このベクトル同士の類似度を見る手法が一般的です.しかし,レシピ記述では手順説明に画像が付いていることが多いため,この画像の情報を用いて一緒に出てくる動詞をベクトル化しようというのが,張さんの研究です. 今回の開催地はフランスのNiceです.Niceといえば,この風景.町外れの丘の上からの写真です.コート・ダジュールという言葉は,Niceを含む広い範囲を指す言葉だそうですが,コート・ダジュールというと,よくこの丘からの写真が出てきます. この写真にあるようにNiceは海岸の町なので,海産物が多く売られています.風景も美しく,良いレストランもたくさんあります.なお,ニースはイタリア文化圏だった期間が長いらしく,食事はイタリア風です. なお,一つ前の記事で,ThessalonikiのnikiはNikeというブランド名の語源である勝利の女神Nikeのことらしいということを書きましたが,このNiceという名前もwikipediaによると,古くはNikaiaであり,Nikeの町という意味だそうです.

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井上真大君の研究成果を Web Science に関する国際学会 ACM Web Science で発表

2019年7月3日
井上真大君の研究成果を Web Science に関する国際学会 ACM Web Science で発表

井上真大君の研究成果を Web Science に関する国際学会 ACM Conference on Web Science で発表しました. 井上君の論文は “Temporal Analysis of Supply and Demand of Topics on The Web” というタイトルで,Web 上の情報の需要と供給の時間的関係を分析した結果に関するものです.Web 上の情報には,先に世の中に需要が生じ,それに応じて供給が生じるものと,反対に先に供給があり,その後,需要が生じるものがあります.井上君の研究では,ある情報への需要が生じたタイミングを,検索エンジンにおいてその情報に関する検索が増加したタイミングに基づいて推定し,ある情報への供給が生じたタイミングを,その情報を含む Web ページの出現のタイイングに基づいて推定します.これらの推定結果を使って,Web 上での情報には,需要と供給の間にどのような時間的関係があるものが,どのような割合で見られるかについての分析を行っています. ACM Web Science という会議は,何か新しい技術を提案するというよりは,Web 上での人々の行動の分析,あるいは,それを通じた社会一般での人々の行動の分析を行っているような研究も重要なテーマになっている会議です.しかし,今回,会議に参加して感じましたが,現在の米国の研究者の関心事は,圧倒的に fake news の問題のようです.米国では日本よりはるかに深刻な問題と捉えられている様子がうかがえます.井上君の研究発表に対しても,「ある情報の需要と供給の時間的なタイミングの分析は,fake news の判定にも使えないか?」という質問が複数の人からあがりました. 今回の会場は,Boston にある Northeastern University です. 窓から遠くにMITのドームが見えます. 会議最終日の翌日がアメリカの独立記念日の7月4日でした.アメリカでは7月4日には多くの都市で独立記念日のイベントがあり,たくさんの花火が打ち上げられます.Boston はアメリカ建国の歴史において重要な都市なので,Boston でも大規模な花火があることで有名です.  

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片岡大祐君と京塚萌々さんが Web Intelligence に関する国際学会IEEE/WIC/ACM Web Intelligence 2018で研究成果を発表

2018年12月6日
片岡大祐君と京塚萌々さんが Web Intelligence に関する国際学会IEEE/WIC/ACM Web Intelligence 2018で研究成果を発表

Web Intelligence に関する国際学会である IEEE/WIC/ACM Web Intelligence で研究成果を発表するため,片岡大祐君と京塚萌々さんが,はるばる南米 Chile の Santiago まで出張しました. 片岡君の論文は “SNS Retrieval Based on User Profile Estimation Using Transfer Learning from Web Search” というタイトルで,「学生が忘年会について言及しているツイート」「女性がStar Warsについて言及しているツイート」などのように,トピックとともに投稿者の属性を指定してツイート検索を行うための技術に関するものです.京塚さんの論文は “Ranking Methods for Query Relaxation in Book Search” というタイトルで,曖昧な記憶に基づいたあらすじ記述で本を検索する際に,探したい本の実際のあらすじ記述には出てこない語が検索語の中に含まれてしまっていても,探したい本を上位にランキングできるようにする手法に関するものです. Chile と言えば赤ワイン.到着した日の夕食で,早速,赤ワインを飲みました. Chile は海産物も豊富で,ウニが安い値段で山のように食べられます. こちらは,無事,発表が終わりほっとしている二人の,学会の夕食会での一コマ.  

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竹村光君が ACM SAC 2015 で発表

2015年4月14日
竹村光君が ACM SAC 2015 で発表

竹村光君がコンピュータ・サイエンスの様々な応用に関する国際会議である ACM Symposium on Applied Computing (SAC 2015) で研究発表をしました.論文のタイトルは “Classification of Twitter Follow Links Based on the Followers’ Intention” というもので,Twitterのフォローリンクを,そのフォロワーが何を目的としてフォローしているのかに基づいて分類する技術に関するものです.分類軸としては,田中淳史君が ACM Conference on Hypertext and Hypermedia 2014 で発表した論文で提案している三つの分類軸を用い,フォロワー,フォロイー,両者の関係に関する情報に加え,Twitter においてユーザを分類するために用いられるリストの情報を利用して分類を行う手法です. 今回の会場はスペインの Salamanca にある Universidad de Salamanca でした.Universidad de Salamanca はヨーロッパ最古の大学の一つで,コロンブスもここで航海術を学んだと言われているそうです.この Salamanca,とにかく街全体がきれいです. 会場の Universidad de Salamanca の建物もとても風格がある建物でした. 下の写真は大学の中庭.右奥を歩いているのは竹村君? 上の写真の左上に見えている塔の上にはコウノトリが巣を作っています. 別の中庭にはアート作品のようなものが. Salamanca は,食事も安くて美味しいです.竹村君,発表ご苦労様でした.

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田中淳史君が ACM Hypertext and Social Media 2014 で発表

2014年9月2日
田中淳史君が ACM Hypertext and Social Media 2014 で発表

田中淳史君が Web やソーシャルメディアの管理分析技術 に関する国際会議の一つである ACM Conference on Hypertext and Social Media (ACM HT 2014) で研究発表をしました.今回はポスターによる発表で,下の写真中央の黒い背中が田中淳史君です. 論文のタイトルは “Why You Follow: A Classification Scheme for Twitter Follow Links” というもので,Twitter におけるフォロー関係を分類するための三つの軸を提案するものです.提案する三つの軸とは以下のようなものです. そのフォロワーはそのユーザ自身に興味があるのか,それとも,同じようなツイートをするユーザが他にいればそちらでも構わないのか そのフォロワーはそのユーザのツイートのトピックに興味があるのか,それとも,そのユーザがツイートのトピックを変えてもフォローし続けたいのか そのフォロワーは相互のコミュニケーションのためにフォローしているのか このような軸での分類が重要である理由は,これらの分類がフォローすべきユーザの推薦などにおいて重要となるからです.例えば,ある芸能人のファンがその芸能人のアカウントをフォローしている場合,そのファンはその芸能人自身に興味があるのであって,その芸能人とツイートの内容がよく似たユーザが他にいたとしても,そのユーザをフォローすることを推薦するのは的外れでしょう. また,この三つの軸を組み合わせると,Twitter上で見られる主要なタイプのフォロー関係はおおむね分類することができます.例えば,「そのユーザ自身に興味があり,トピックは重要ではなく,相互コミュニケーションが主目的なわけではない」ようなフォローは,有名人へのファンからのフォローなどが該当するでしょう.一方,「そのユーザ自身に興味があり,トピックは重要ではなく,相互コミュニケーションが主目的」なら友人関係のフォロー,「ユーザ自身には興味がなく,トピックが重要であり,相互コミュニケーションが目的ではない」フォローは,一般的な情報源へのフォローが該当します(下図参照). 今回の会場はチリの首都 Santiago にある Pontifical Catholic University of Chile でした.Santiago は南米の中ではかなり経済水準が高い都市らしく,歩いているとガラス張りのきれいなスポーツクラブなども見かけます.ただ,なぜか,大型犬の野良犬が多い(イスタンブールにはもっと多かったですが)のが気になりました. 一方,地下鉄の中では,村上春樹の小説を読んでいる人も見かけました. 下の写真は会場となった建物です. 下の写真は泊まったホテルの部屋からの景色.遠くにアンデス山脈が見えます. チリといえばチリワインということで,発表が終わった日の夜はチリワインの飲み比べをしました. また,チリではウニがとても安く食べられます.日本人客も多いのか,ちゃんとキッコーマン醤油も置いていました.下の写真の右の皿がウニで,左に醤油瓶が写っています.

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井上真大君が WWW Conf.併設TempWebで発表

2012年4月18日
井上真大君が WWW Conf.併設TempWebで発表

井上真大君がWeb技術に関する最重要国際会議である WWW Conference の併設ワークショップとして開催された Temporal Web Analytics Workshop (TempWeb02) で研究発表をしました.論文のタイトルは “Noise robust detection of the emergence and spread of topics on the Web” というもので,ある指定された情報が最初にWeb上に出現したのはどのページかを発見する技術に関するものです.そのような情報の最初の出現を発見することは非常に難しく,そもそも,ある与えられたWebページが最初に作成されたのがいつかを判定することでさえも大変困難です. 今回の会場はフランス Lyon の Lyon Convention Center でした. 大きな熊の像が出迎えてくれます.この熊,巨大です.車と比べると大きさがわかります. ちなみに,すぐそばには,かのインターポールの本部がありました. こちらは,WWW Conference のパネル・セッションの様子です. こちらは,World-Wide-Web の開発者の Tim Berners-Lee 教授.写真がブレブレですが... 今回の開催地であった Lyon は食の国フランスの中でも食通の街として知られる街だそうです.中でも有名なのがポール・ボキューズという料理人の方だそうで,この方が気軽に入れる価格帯のレストランを Lyon 市内に四軒,開いています.その四軒は,それぞれ東,西,南,北という名前が付けられているのですが,その中の東(L’est)に夕食を食べに行ってみました.美味しいです.フランス料理がこんなに美味しいとは生まれて初めて知りました.