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  • 田中淳史君が ACM Hypertext and Social Media 2014 で発表
  • 田中淳史君が ACM Hypertext and Social Media 2014 で発表

    田中淳史君が Web やソーシャルメディアの管理分析技術 に関する国際会議の一つである ACM Conference on Hypertext and Social Media (ACM HT 2014) で研究発表をしました.今回はポスターによる発表で,下の写真中央の黒い背中が田中淳史君です.

    論文のタイトルは “Why You Follow: A Classification Scheme for Twitter Follow Links” というもので,Twitter におけるフォロー関係を分類するための三つの軸を提案するものです.提案する三つの軸とは以下のようなものです.

    1. そのフォロワーはそのユーザ自身に興味があるのか,それとも,同じようなツイートをするユーザが他にいればそちらでも構わないのか
    2. そのフォロワーはそのユーザのツイートのトピックに興味があるのか,それとも,そのユーザがツイートのトピックを変えてもフォローし続けたいのか
    3. そのフォロワーは相互のコミュニケーションのためにフォローしているのか

    このような軸での分類が重要である理由は,これらの分類がフォローすべきユーザの推薦などにおいて重要となるからです.例えば,ある芸能人のファンがその芸能人のアカウントをフォローしている場合,そのファンはその芸能人自身に興味があるのであって,その芸能人とツイートの内容がよく似たユーザが他にいたとしても,そのユーザをフォローすることを推薦するのは的外れでしょう.
    また,この三つの軸を組み合わせると,Twitter上で見られる主要なタイプのフォロー関係はおおむね分類することができます.例えば,「そのユーザ自身に興味があり,トピックは重要ではなく,相互コミュニケーションが主目的なわけではない」ようなフォローは,有名人へのファンからのフォローなどが該当するでしょう.一方,「そのユーザ自身に興味があり,トピックは重要ではなく,相互コミュニケーションが主目的」なら友人関係のフォロー,「ユーザ自身には興味がなく,トピックが重要であり,相互コミュニケーションが目的ではない」フォローは,一般的な情報源へのフォローが該当します(下図参照).

    今回の会場はチリの首都 Santiago にある Pontifical Catholic University of Chile でした.Santiago は南米の中ではかなり経済水準が高い都市らしく,歩いているとガラス張りのきれいなスポーツクラブなども見かけます.ただ,なぜか,大型犬の野良犬が多い(イスタンブールにはもっと多かったですが)のが気になりました.

    一方,地下鉄の中では,村上春樹の小説を読んでいる人も見かけました.
    下の写真は会場となった建物です.

    下の写真は泊まったホテルの部屋からの景色.遠くにアンデス山脈が見えます.

    チリといえばチリワインということで,発表が終わった日の夜はチリワインの飲み比べをしました.

    また,チリではウニがとても安く食べられます.日本人客も多いのか,ちゃんとキッコーマン醤油も置いていました.下の写真の右の皿がウニで,左に醤油瓶が写っています.